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株式指数とは言うまでもなく「各国の株式市場の実態を表している指標」ということになりますし、それはそれぞれの国の特徴をよく反映しているということが言えるでしょう。

これは例えば現在大きな経済発展を遂げていると言われているブラジル、ロシア、中国、インドというBRICsの諸国の株価指数についても言えることです。それぞれの国の株式指数はそれぞれ大きく上昇していると言えますが、その伸び方にもそれぞれの国の特徴があるといえるでしょう。そしてそのような違いというものを見つけ出したりすると逆にそれぞれの国の特徴を見つけだしたりすることができます。

これらの国々は確かに現在経済発展の著しいものがありますが、中国は共産主義国ですし、ロシアは政治上の問題から外資が大きく離れているという感があります。またブラジルは四か国の中で一番アメリカに近い国でしょうし、インドはアメリカの夜時間が昼時間なので夜間にインターネット産業に従事したりと違った意味でアメリカと近いと言えます。

中国の株価指数などは以前はもっと国による統制が影響している感じがしていました。これは逆に見れば政府関係者が汚職を行えば、そのような市場で不正に利益を得たりするということがありえるということでしょう。

ロシアはペレストロイカ以降に築きあげた経済的な背景というものをプーチン政権がどれだけ発展的に進めることができるかということと関係しているでしょう。プーチン政権は反自由主義的な感があり、それが株価指数に悪い形で影響しなければよいと思います。

ブラジルは自由主義国なので莫大な資源を利用した経済発展を、あまり抵抗なく行えるということはあるだろうと思います。株式指数は力強く伸びていますし、そのような背景が感じられます。インドは、パキスタンとの関係はあるものの、外交的にはアメリカとの関係を強め、今後の経済発展は大きいだろうと見込まれています。株式指数には何か着実なものが感じられます。


 

株式指数は「株式指数先物」として、多くの人々に取引されています。この株式指数先物の興味深い点は「ほぼ一日中取引されたりするものがある」ということです。

もちろんこれはその銘柄にもよります。ハンセン指数先物などは日中の取引時間のみとなりますが、ダウ平均指数先物やナスダック指数先物などはほとんど一日中取引されています。ただ私の知る限りその取引量は夜中などではとても小さいです。

しかし例えば日経平均先物などは日本だけではなく、シンガポールの取引所でも別商品として取引されていますが、日本の株式市場が始まる前などにも取引されているので、その日の日本の株式市場の市況を推測するのに役立ったりします。

さて最近PTS取引というものがあります。これは株式の夜間取引として各証券会社が運営しているもので、東京証券取引所などが閉じている夜間にも取引できたりしますが、先物取引は少しそれに似ています。このような場合はインターネットによる自動売買などが有効な手段であったりします。

NINJATRADERという取引ツールがありますが、これはメタトレーダーのように自分でプログラミングをして自動売買ができるようになっています。この場合はNINJALANGUAGEというプログラミング言語を使います。このプログラミング言語は先物取引や株取引にも対応できるようになっていて、注文状態を表示する板情報までをデータとしてコントロールできるようになっています。

またNINJATRADERでは、そのようなプログラミング言語を使ったプログラムを行わずとも、簡単な売買条件であればNINJATRADERの注文画面で最初に指定をすれば自動売買ができるようになっています。

この取引ツールもメタトレーダーのように英語でしかサポートがないために、ほとんど日本では普及していないようですが、取引ツールとしては他に見られないものがあるでしょう。このような取引ツールを使うと、単純に取引をするのに比べれば、プログラムを作ったりするのにかなり時間を費やさなければいけないということになるかもしれませんが、世界では多くの人々がこのツールを利用しているでしょう。


 

ドイツの株価指数である「DAX PEFORMANCE INDEX」は、一般的に「DAX指数」と呼ばれています。フランクフルト証券取引所に上場されている銘柄のうち30種類の上位銘柄によって構成されているので、「FDAX」「フランクフルトDAX」「DAX30」と呼ばれたりもします。

さてこの「FDAX」に対して「MDAX」という指数もあります。これはFDAXの次の50種類の上位銘柄によって構成されています。

スポーツウェアで有名なアディダスとプーマというメーカーは、それぞれ兄と弟の創業した会社で、その本社の所在地も近いところにあります。アディダスの方はFDAXに属している銘柄で、プーマはMDAXに属している銘柄です。サッカーにはイギリスのプレミアリーグ、フランスのリーグ・アン、ドイツのブンデスリーガなどがあり、それぞれの異なった性質があるのは想像がつきますよね。

株式指数も同様に、ヨーロッパの株式指数とドイツの株式指数とでは「値動きの質」が違います。ドイツはアメリカ経済にも大きく影響されることがありますが、構成銘柄が鉄道車両生産会社のシーメンス、航空会社のルフトハンザ、銀行ではコメルツ銀行ということになると、株価指数に堅実さのような特徴が生まれてくるのも自然なことでしょう。

さて、ギリシャの経済問題が大きな国際トピックとなっていましたが、ギリシャの属するヨーロッパ共同体(EU)で、これまで突出して経済発展を続けてきたのはドイツでした。ギリシャがもし破綻すればEUの国々にその影響が及ぶということもあるでしょうね。ギリシャの国債を購入していた金融会社は、ギリシャがデフォルトを行えば大きな損害を被るということになりますが、これがDAX指数に与える影響も取りざたされていることでしょう。ギリシャを財政支援するということになればそれによる好影響と、その支払いによる各国の負担の両方の要素がこの指数に影響するでしょう。